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活動地域からの声【第九回】

2013年02月27日

 今回はトムノッタクン村で農業訓練のトレーナーをしているリ・ヤンさんをご紹介します。
 ヤンさん自身も幼い頃内戦を経験し、またその経験を無駄にしなくない、そんな思いから PDA(州農業局)で農業訓練のトレーナーになりました。
 現在は当団体の支援の一環である農業訓練のトレーナーとして、トムナッタクン村で村人たちに 農業訓練を行っています。


 1969年5月9日、バッタンバン市内で生まれました。
 しかし、私が生まれてすぐに内戦が起こったので、幼い時の記憶はコミューンで 働かされていたことしかありません。両親とは早くに引き離されて、幼い少女だけのコミューンで 農業をさせられました。とても不衛生なところで、臭かったです。家畜の糞から肥料を作ったり、 種籾探しなどをさせられていました。そんなカンボジアの遅れた農業を見て育ちました。

 内戦後、母とは再会することができましたが、父は殺されていました。そして私は幼い頃の経験から、 カンボジアの貧しい農業を発展させる仕事に就きたいと思うようになったのです。
 1994年、中学を卒業したあと、農業の専門学校に4年間行きました。さらに2年間、国立の専門学校に行き、 農業知識を学びました。
 農業訓練を行う上で最も大切なことは、稲作です。稲作はカンボジアの農業の中心ですから続けて行かな ければなりません。次に家庭菜園などを行うことです。そしてこの2つを同時に行うことも大変重要なことです。 米が不作の時には家庭菜園が、家庭菜園が不作の時には米が人々の生活を助けてくれるでしょう。

今は、村人たちが農業で成功するのを見るのがトレーナとしてとても幸せです。これからも村人たちに、 化学肥料を使わない有機農法を伝え、彼らが健康に毎日を過ごすこと、 私の持っている農業技術の全てを村人たちに伝えることが私の目標です。