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活動地域からの声【第六回】

2011年08月23日

「活動地域からの声」では、豊かな大地が支援活動を行っている地域に住む人々からインタビューをした内容を掲載しています。 内容は当団体の活動の活動に関係なく、その人のライフヒストリーや内戦、今の生活、そして将来の夢などを語ってもらっています。 カンボジアと人々を理解する一助となれば幸いです。

活動地域からの声【第六回】

 今年度より新しく支援活動が始まったプレイピール村。
 今回からの「活動地域からの声」はプレイピール村の住民の声をお届けします。
 プレイピール村は今まで交通の便が悪く、NGO/NPOの支援が行われたことが ありませんでした。そのため、住民たちは貧しい生活を余儀なくされてきました。
 今回、当団体が村に入り村道の整備や農業訓練を行っていますが、住民たちのモチ ベーションは非常に高く、農業訓練等を通して、住民同士のコミュニケーションも 次第に取れ始めています。
 水はけが良い土地なので、整備が整えば高い効果が期待できる地域です。

ヤン・ラーさん

 私の名前はヤン・ラーです。プレイヴェーン州生まれです。誕生日は覚えていま せん。内戦前はメイボンコミューンのチョー村というところに住んでいました。
 子どもの頃は家族みんなで一緒に暮らし、農業だけをして学校には行ったことが ありませんでした。
 しかし内戦前は私たちの家族は安全で、何も心配することなく暮らしていました。 ただ田んぼで働き、毎日が平和に過ぎていきました。
 クメール・ルージュ時代の最中は、私はコンポンチャム州のチューンコミューン で働き、酪農をしていました。この時代、私の生活は安全だったと思います。なぜ なら私はコミューンでひたすら一生懸命に働き、クメール・ルージュに対して逆ら わずにいたからです。そうであっても、クメール・ルージュは沢山の人々を殺しま した。
 クメール・ルージュ時代が終わって、私は嬉しかったです。私は家族にも出会う ことが出来、もう戦火に追われることはない。そう思うと本当に嬉しかったです。
 家族の中で母だけは内戦中に死んでしまいましたが、他の家族には無事に出会う ことができました。母の死は悲しいことではありますが、他の家族は無事だったの でまだ幸運だったと思います。
 私たちは今、ここプレイピール村に住んで、とても幸せです。戦争はなく、沢山 の団体が生活の支援の手を差し伸べ始めてくれています。

 私の将来の夢は、カンボジアで二度と戦争が起きないこと、みんなが一緒に楽し く幸せに暮らしていけることです。