活動報告

(NEW) さあ、夢を叶えよう! きのこ種菌の生産にチャレンジしています。

2017年08月01日

豊かな大地(GEJ)のカンボジアでの活動のパートナー、バッタンバン州農業局(PDA) 施設の一角で、長年の夢である“きのこ”の種菌自家生産のチャレンジがはじまりました。

GEJは、カンボジアの元地雷原で生活する農民達の生活向上・自立支援をしていますが、その大きな部分は、農民たちの実生活に結びついた稲作・養鶏・家庭菜園・きのこ栽培などの農業訓練が占めています。
きのこ栽培訓練は、平成20年に開始し、多くの農民たちが受講しましたが、一部農民は、栽培ノウ
ハウを習得後栽培規模の拡大を図り、生産した“きのこ”を市場に出荷して一寸した現金収入を
得る事が出来る様にもなって来ています。
しかし、きのこ栽培の成否は、菌床の確保・維持は元よりひとえに良質の種菌を入手することに
掛かっています。その種菌は、栽培訓練時には、PDAが州外の製造業者より購入し配付しています
が、バッタンバン州内での良質の種菌の入手は難しい状態です。 更には、農家が独自に市場で品質の良い種菌を入手することは、至難の業です。
その為、PDAは、GEJの主目的である農民の自立支援強化と訓練効果向上の為には良質の種菌
自家生産が不可欠であると判断し、数年前より種菌を独自に生産する設備を持ちたいとGEJに強く
その生産能力確保への協力を求めて来ていました。

GEJは、その強い協力要請を受け、設備構築の初期投下資金の一部を本年度の予算で支援する事を決めました。 一方、本年3月でGEJのカンボジア支援事業が10周年を迎えた事も相俟って、GEJとPDA双方の記念すべき事業となりました。

バッタンバン市内のPDA施設の一角が提供され、まだ良質な原材料の確保・培養設備の作動確認・培養ノウハウの蓄積などの課題が残っていますが、この程建物、培養室、設備の設置が終わり、必要な人材の確保も成って、種菌の培養・生産の試行が始まっています。
PDAとしては、GEJ農業訓練受講農家で希望者には、近い将来、種菌生産の指導・訓練を無料で実施して行く予定です。

GEJは、高品質で安価な“きのこ”の種菌が、GEJの支援する農民たちの手に渡る日が早く来る事を 願っています。

きのこ種菌生産設備











PDAバッタンバン事務所 左奥が建設予定地です   種菌生産場建設予定地です












出来上がった培養場建屋です                  搬入された材料の稲わら・豆がら等です












培地用稲藁・豆がらの裁断・粉砕作業です       培養室内部全景です












滅菌箱を置いたテーブルと事務机です         汚染を嫌う為、胞子の作業は滅菌箱で実施します












胞子接触した寒天等の培地が入ったビンです     培地ビン等を入れる培養キャビネットです




培養土(粉砕した稲藁・豆ガラ)バッグの準備も
出来ました
作業台の上には、滅菌処理用の釜が見えます
















PDAモニー副局長とGEJソンバーさんとで成功を期して   培養場開設記念ボードです