活動報告

(NEW) 地道な活動が、少しずつ実を結んで来ています       養鶏訓練

2018年05月15日

豊かな大地(GEJ)は、カンボジアの元地雷原に住む農民たちの生活向上や自立支援活動をしていますがその活動の大きな柱に農業訓練が有ります。内戦時代に荒廃した耕作地やその環境整備は元より失われた農作物の栽培ノウハウなどの訓練を現地のカウンターパートナーである州農業局(PDA)の手を借りて実施しています。
養鶏訓練は、他の稲作、きのこ栽培、家庭菜園などと並び重要な農業訓練のひとつです。
農民たちが養鶏での成功を目指して頑張っていますが、訓練を受けて目からうろこが落ちたとの言葉の通り、此れまでの独自の育て方から脱皮し、最近ぼちぼちと訓練の成果も表れてきています。
未だほんの一部ですが、嬉しい事に養鶏が生活向上に役立って来ていると言う農民たちがでてきました。

その事例として、昨年ボーサンカエ村で実施した養鶏訓練に参加した一部農民たちのメッセージが届きましたので、紹介させて頂きます。
これも、偏にGEJの活動にご理解を示し支援を続けて頂いている、会員の皆様のご厚情の賜物です。
有難うございます。

ノア ネム(Nova Nem)さんの場合;











           ノア ネム(Nova Nem)さんと彼が丹精込め作った鶏舎です
私は、2005年に南部のタケオ州(注*)からこのボーサンカエ村に移住してきた ノア ネム(Nov Nem)といいます。
私は、古い我流の方法で鶏を育てていましたが、その多くを病気で亡くして何時も失敗していました。
昨年からGEJの養鶏訓練に参加して勉強していますが、病気から鶏を守る方法を学び鶏の病死による損失を飛躍的に減らすことが出来ました。
お蔭さまで、去年から今までで鶏を売る事で約890ドルの収入を得る事が出来ました。
今は約300羽の若鳥が残っていますが、価格が一番高くなる中国・カンボジア正月に向けて一生懸命に育てています。買い取り業者が村に来て、1キロ当たり4から4.5ドルで引き取って行きます。
今年のGEJが親切に実施してくれている養鶏のフォローアップ訓練は、絶対に欠かさず出席して、更に理解を深めて鶏を丈夫に沢山育てて行きたいと考えています。
GEJとPDAの皆さん、本当に有難うございます。











                日中は、外で放し飼いしますが、夜は鶏舎に戻します

(注*):タケオ州-1992年に自衛隊が初めて国連平和維持活動の一環で海外派遣を行った場所
      です。

ラサニィ(La sanith)さんの場合;











       ワクチン点眼実習をするラサニィ(La sanith)さんと訓練の為に連れて来たヒナ鶏です
わたしは、ボーサンカエ村に住む ラサニィ(La sanith)です。
去年の養鶏訓練に参加して奨励品として10羽のヒナ鶏を頂きました。
3羽が死に、メス2羽とオス5羽が残りましたが幸いにもメス2羽が合計27個の卵を産み皆元気に孵りました。今日のフォローアップ訓練にその27羽をワクチン接種の点眼に連れて来ました。
養鶏訓練を受けてそれを実践したので、前から飼っていた鶏たちも元気に育ち、昨年から家での消費で余った鶏を市場で売り約300ドルの収入を得る事が出来て、諸物価高騰の折、非常に助かっています。
今、約100羽の若鳥を飼っていますが、今年は皆病気をせずに元気に育ってもっと家計の助けになってくれると良いなと思っています。
GEJとPDAのスタッフの皆さん、養鶏訓練の実施有難うございます。